日本ハム、ドラ8北山が球団66年ぶりの大役果たした 2回無失点で加藤貴之にバトン「貴重な経験」

[ 2022年3月25日 19:41 ]

パ・リーグ   日本ハムーソフトバンク ( 2022年3月25日    ペイペイD )

<ソ・日>初回のピンチを切り抜けた北山は手を叩いて喜ぶ(撮影・西川 祐介)
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 日本ハムのドラフト8位・北山亘基投手(22=京産大)が25日のソフトバンクとの開幕戦(ペイペイドーム)に先発し、2回無失点だった。2番手には加藤貴之がマウンドに上がった。

 北山は昨秋ドラフトの支配下指名で77人中76番目。オープン戦で先発登板はなかったが、最速156キロの直球を武器に5試合無失点と結果を残し、打者21人で13三振を奪うなど奪三振率は驚異の19・50。この成績に新庄監督は守護神候補でもある新人右腕を抜てきするサプライズ起用。2リーグ制以降の新人では13年の楽天・則本以来、14人目で球団では前身の東映・牧野以来66年ぶり。ドラフト制後では最も下位指名選手による大役となった

 前日に「ルーキーらしく思い切って投げたい」と意気込んでいた右腕はソフトバンク打線相手に最速153キロを記録したストレートでガンガン攻めた。初回先頭の三森にいきなり中前打を浴びた。続く、バントの名手・今宮を152キロのストレートで捕飛に仕留めるなど、ストレートは走っていた。柳田にも初球151キロのストレートで詰まらせた。だが、打ち取った当たりも三塁後方に落ちる二塁打で1死二、三塁。グラシアルは153キロのストレートで見逃し三振、栗原には10球粘られた末に四球で2死満塁となったが、最後は中村晃をカーブで二ゴロに抑えて無失点に抑えた。

 2回は簡単に2死を奪った後、甲斐に9球粘られて四球、三森にはストレートの四球で一、二塁となった。一度、ベンチから武田投手コーチがマウンドに向い一呼吸置いて迎えた今宮をカーブで右飛に仕留めた。新庄監督は北山を一番に出迎えてハイタッチして称えた。北山は2回を47球を投げて打者11人に対して2安打1奪三振3四球無失点の投球でマウンドを降りた。

 ▼北山 ドラフト8位でなんとか指名していただいたファイターズ、ビッグボスをはじめ、コーチ陣やチームスタッフの方々、そして何よりファンの皆様には感謝しかありません。今日の貴重な経験を糧にして、これからの野球人生を歩んでいきます。

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