長嶋茂雄さん、球界初の文化勲章選出 「本当にうれしいこと。なんとも言えない気持ちです」

[ 2021年10月27日 05:30 ]

巨人の長嶋茂雄終身名誉監督
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 ミスターに新たな勲章が加わった。21年度の文化勲章が発表され、スポーツ振興で巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(85)が選ばれた。球界からは初の選出で「本当にうれしいこと。なんとも言えない気持ちです」と喜んだ。親授式は11月3日に皇居で行われる。

 戦後の高度経済成長期に日本を代表するスーパースターとして活躍。プロ野球を国民的スポーツに押し上げた。現役引退後も巨人監督などで球界を盛り上げ、スポーツ界では水泳の故古橋広之進さんに続く2人目の快挙。「いろんなスポーツがありますが、違いがあるからこそチャンスが生まれ、皆さんが一生懸命やる。野球界のみならず日本のスポーツも全般的に盛り上がっていけば」と願った。

 今年7月の東京五輪開会式では松井秀喜氏、ソフトバンクの王貞治球団会長と聖火リレーに参加。日本代表監督だった04年アテネ五輪の大会直前に脳梗塞を患った影響で現在も右半身にまひが残るが自らの足で聖火をつなぎ感動を呼んだ。

 巨人は3位でCSに進出。今季も2軍調整していた丸や中田に直接指導するなど精力的に動いた長嶋氏は「(日本一は)まだ残っておりますね。頑張ってやってもらわないと」と球団初の3位からの下克上を期待した。

 ◆長嶋 茂雄(ながしま・しげお)1936年(昭11)2月20日生まれ、千葉県出身の85歳。立大を経て57年に巨人に入団。1年目の58年に打率.305、29本塁打、92打点で2冠に輝き新人王。王貞治らとV9時代を支えた。主なタイトルは首位打者6回、本塁打王2回、打点王5回、MVP5回。通算2471安打、444本塁打。88年に野球殿堂入り、13年に松井秀喜氏とともに国民栄誉賞を受賞。

 ≪王さん&原監督も祝福≫長嶋終身名誉監督と現役時代に巨人で「ONコンビ」として黄金時代を築いたソフトバンクの王球団会長は「長嶋さんなら誰も文句ないんじゃないかな。日本中の人が喜んでくれるんじゃないか」と祝福。現在も師弟関係が続く原監督は「野球界の先輩が受章されて大変うれしく思うし、誰しもが納得される賞(勲章)ではないでしょうか。心よりお慶(よろこ)び申し上げます」とコメントした。

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