広島ドラ7高木 「捕手一本」で天下統一宣言 赤へル「捕手戦国時代」に出陣 信長ゆかりの地で決意

[ 2021年10月27日 05:30 ]

捕手のポーズで記念撮影する県岐阜商・高木(撮影・河合 洋介)
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 広島からドラフト7位で指名された県岐阜商・高木翔斗捕手(18)が26日、岐阜市内の同校で松本有史、末永真史両スカウトから指名あいさつを受けた。正妻の会沢を筆頭に坂倉、石原、中村奨ら「打てる捕手」が群雄割拠する“赤ヘル捕手戦国時代”の真っただ中。織田信長の拠点の一つだった岐阜城のそばにある同校で鍛えられた若武者が「捕手一本」を貫いての天下統一を堂々と誓った。

 県岐阜商のそばを流れる長良川を渡れば、岐阜城がそびえ立つ。そこは織田信長が拠点とした城跡。高校3年間、天守閣を見上げ続けてきた高木が夢見るのも「捕手戦国時代」の天下統一である。

 「城島さんのような、打てる捕手を目標にしてきました。広島は若い捕手の方が多いので、自分の存在感をアピールできるようにやっていきたいです」

 世はまさに「打てる捕手」の戦国時代にある。正妻の会沢だけでなく、坂倉、石原も高い打力を誇り、2軍には磯村、中村奨も控えている。そして、新たに競争に加わる高木も打力を長所としている。身長1メートル88、90キロと恵まれた体格から高校通算20発を誇る長距離砲だ。逆方向に長打を打てる打撃技術も兼ね備えており、「柔らかい打撃であったり、崩されてもスタンドに入れられるようなところを見せていきたい」と意気込んでいる。

 戦法は真っ向勝負だ。出場機会を得るために坂倉は一塁、中村奨は外野にも挑戦しており、会沢も外野に挑戦するなどして正捕手までたどり着いた。それでも、高木は「捕手一本」を理想に掲げて、「小学1年で野球を始めてから捕手一筋でやってきた。捕手へのこだわりは誰よりも強いと思います。捕手一本で頑張りたいです」と宣戦布告。担当の松本スカウトも「捕手一本でやってほしい。将来的には4番を打てるくらいの力がある」と複数ポジションを守る必要はないと見ている。

 「目標は本塁打王で、日本を代表するような大きな選手になりたい。指名して良かったと思ってもらえるように、広島カープを引っ張っていきたいです」

 2リーグ制以降の捕手で本塁打王を獲得したのは、野村克也、田淵幸一の2人しかいない。天下統一を目指すなら、目標もこれぐらい大きい方がいい。(河合 洋介)

《高木 翔斗アラカルト》

 ☆生まれとサイズ 2003年(平15)8月12日生まれ、岐阜県出身の18歳。1メートル88、90キロ。右投げ右打ち。

 ☆球歴 小1から伊吹クラブで野球を始め、垂井北中では岐阜フェニックスに所属し3年夏に全国大会出場。県岐阜商では1年春からベンチ入りし同年秋から正捕手。3年では春夏連続甲子園出場。

 ☆先輩 球団OBの石原慶幸氏も県岐阜商出身。面識はないものの、「テレビで“後輩が選ばれてうれしい”と言ってくださった。期待以上の選手になりたい」と感激。

 ☆好きな言葉 「一念天に通ず」。強い信念があれば必ず成就するという意味。小6で父親から贈られたグラブに刺しゅうされていた。 

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