阪神・岩田稔 引退セレモニーで16年間の現役生活に別れ「ファンの方々も“ビッグファミリー”」

[ 2021年10月27日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0ー4中日 ( 2021年10月26日    甲子園 )

<神・中25>ファーストピッチセレモニーを終え、家族と笑顔を見せる阪神・岩田稔(代表撮影)
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 阪神・岩田稔投手(37)が26日の今季最終戦後に引退セレモニーに臨み、16年間の現役生活に別れを告げた。「僕1人ではここまで長くやっていけるとは思っていませんでした。家族のみんなありがとう!ファンの方々も僕にとっては“ビッグファミリー”です」とスピーチ。梅野のミットめがけてラストピッチを投げ込み、ナインの手で胴上げされ7度宙を舞った。

 登板はなくても練習前には“1軍合流”。おそろいの“21シャツ”を着用した矢野監督、選手らに迎えられ、寄せ書きなどを贈られた。台本なしであいさつを終え、「その場で出てきたことで自分の思いを伝えたかったので、僕なりに感謝の気持ちを伝えられた」と笑顔。セレモニーでは自身と同じ1型糖尿病患者からのビデオメッセージも届き、「やってきたことは間違いじゃなかったのかな。治る病気、知ってもらう病気になるように活動していきたい」と万感の表情だった。(遠藤 礼)

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2021年10月27日のニュース