オリックス優勝の立役者 「ラオウ」杉本はドラフト10位からの“最下位”本塁打王が有力

[ 2021年10月27日 21:18 ]

オリックス・杉本(撮影・後藤 大輝)
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 オリックス・杉本裕太郎外野手(30)の顔にも笑顔がはじけた。27日、チームの25年ぶり優勝が決まると本拠・京セラD大阪のマウンド付近で胴上げ合戦となり、杉本は恥ずかしがるT―岡田を背後からガッチリ捕まえ3度、持ち上げた。

 優勝の立役者と言っても過言ではない。吉田正離脱後も、チームをけん引し、ソフトバンクの柳田らと堂々の本塁打王争いを演じた。リーグトップで30本の大台を突破。球団の日本人右打者では90年に37本塁打を放った石嶺和彦以来31年ぶりの大台到達となり、最終的には打率・301、32本塁打という超一流のハードルを超えた。

 本塁打王のタイトル獲得となれば、球団では10年に33本塁打を放ったT―岡田以来、日本人右打者に限れば阪急時代の73年に球団記録の43本を打ち立てた長池徳二以来48年ぶりの偉業となる。黄金期を支えた「ミスターブレーブス」は同郷という縁も、優勝に花を添えた。

 また、15年ドラフト10位入団で、ドラフト外の選手を除けば76年首位打者の吉岡悟(太平洋=67年ロッテ10位)と並ぶ最も低い指名順位での打撃タイトル。本塁打王としては“最下位”でのタイトル獲得となる。昨季は2本塁打。2リーグ制以降、本塁打王獲得前年の本数としては14年中村(西)の4本を下回る最少本数からの飛躍となり、一気に開花した格好だ。

 漫画「北斗の拳」の登場人物ラオウを敬愛し、あだ名の「ラオウ」は本家に迫る勢いで浸透している。群雄割拠のパ・リーグで、漫画同様の「ラオウ伝説」が完結した。

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