ヤクルト・村上 猛打賞でMVP濃厚! ここまで全試合に4番で出場中の若き主砲 高津監督の金言胸に

[ 2021年10月27日 05:30 ]

ヤクルト6年ぶりセ・リーグ優勝 ( 2021年10月26日 )

<D・ヤ>9回2死二、三塁 佐野の打球をキャッチしガッツポーズする村上(撮影・久冨木 修)      
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 フォア・ザ・チーム。主砲にしてチームの顔であるヤクルト・村上に「我欲」はない。優勝。歓喜の輪で次々と頼もしい仲間たちと抱き合う。チームの勝利こそが全て。献身的な姿勢こそが21歳のスラッガーの真の姿だ。

 「本当にこのチームで優勝したい思いがあった。4番を打たせてもらって多少プレッシャーはあったが、いい結果になるよう頑張った。裏方さんを含めてチームワーク、一丸で戦えたことが全て」

 1点を先制された直後の2回無死。今永の外角球を逆方向の左前に運んだ。39本塁打は岡本和(巨人)と並びリーグトップ、112打点もその岡本和に1差の2位と2冠も射程圏だが、先頭打者として塁に出ることを何より優先した。1死後にオスナの三ゴロで同点の生還。3回1死一、二塁ではつなぎの右前打を放ち、一気の4点奪取を呼び込んだ。猛打賞。9回2死で最後の打者・佐野の三邪飛を捕球すると、笑顔で思い切りガッツポーズをした。

 「優勝チームの4番になりたい」。そう公言して臨んだシーズン。全試合に4番で出場も、常に全力プレーの中で夏場の7月に調子を落とした。そんな時。苦しむ姿に声を掛けてくれたのが高津監督だった。偶然居合わせたトイレで「期待はしているけど、一人で背負い込む必要はない。思い切り苦しんで、いろんな重圧を考えながら打席に立ちなさい」。指揮官の気遣いに感謝し「そんなことを言われていてはいけない」と、改めて4番の自覚を強めた。

 高津監督の言葉「絶対大丈夫」も胸に響いた。「そう言い聞かせて打席に入ったし、勇気付けられた」。リーグMVPも濃厚。しかし、そんな個人の勲章よりも仲間と勝ち得た優勝こそがうれしかった。(鈴木 勝巳)

 ≪最年少記録更新なるか≫12球団最多の617得点を挙げた打線の中心は39本塁打、112打点の村上、34本塁打、101打点の山田による100打点コンビだ。両者の無走者→有走者の打率は、村上が.250→.320、山田が.238→.313と、ともに好機に強く、村上は殊勲安打がセ最多の32本。また、村上は2年連続の全試合先発4番出場も視野。全試合先発4番で優勝に貢献となれば18年山川(西)以来両リーグ11人目だが、21歳の村上は62年張本(東映)の22歳を抜く最年少での偉業になる。

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