Wシリーズが開幕 ブレーブスが先勝 ソレアが史上初となる「第1戦初回表」の先頭打者弾

[ 2021年10月27日 13:14 ]

ワールドシリーズ第1戦   ブレーブス6―2アストロズ ( 2021年10月26日    ヒューストン )

初回に先頭打者弾を放ったブレーブスのソレア(AP)
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 今季のワールドシリーズが26日にテキサス州ヒューストンで開幕。22年ぶりに大舞台までたどりついたブレーブス(ナ・リーグ東地区1位=88勝72敗)が、2年ぶりの出場となった地元のアストロズ(ア・リーグ西地区1位=95勝67敗)を6―2で下して先勝した。

 ブレーブスは初回、10月12日に新型コロナウイルス関連の負傷者リストに登録され、ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズの第5戦(21日)で復帰した「一番・DH」のホルヘ・ソレア(29)が、アストロズの先発フランバー・バルデス(27)の投じた3球目を左越えに運んで先制。今年で117回目を迎えたワールドシリーズ第1戦の初回表での先頭打者弾はこれが初めてとなった。ブレーブスは二回にも1死二、三塁でソレアの遊ゴロの間に3点目を加え、三回にはアダム・デュバル(33)が2ランを放ってバルデスをマウンドから引きずり下ろした。

 第1戦では、2017年のワールドシリーズ第7戦(対ドジャース)でアストロズの勝利投手となっているチャーリー・モートン(37)が2シーズン在籍した古巣を相手に先発。しかし投球の際に足首を痛めて3回1死でマウンドを降りた。

 それでも二番手のA・J・ミンター(28)ら後続の4投手がアストロズ打線を2点に抑えこみ敵地での初戦で先勝した。

 ブレーブスのワールドシリーズ出場はボストン、ミルウォーキー時代を含めてこれが10回目。1914年、57年、95年に優勝しているが、最後の出場となっていた99年にはヤンキースに4戦全敗で敗れており、白星を挙げたのは96年の第2戦(相手はヤンキース)以来、25年ぶりとなった。

 アストロズのバルデスは2発を含む8安打をブレーブス打線に許し、5点を失って3回途中で降板。アストロズのトニー・スニッカー打撃コーチ(32)はブレーブスのブライアン・スニッカー監督(66)の息子だが、初戦では父親に軍配が上がった。

 <ワールドシリーズの成績と日程>
 ▼第1戦=〇ブレーブス6―2●アストロズ
 ▼第2戦=27日(ヒューストン)
 ▼第3戦=29日(アトランタ)
 ▼第4戦=30日(アトランタ)
 ▼第5戦=31日(アトランタ)
 ▼第6戦=11月2日(ヒューストン)
 ▼第7戦=11月3日(ヒューストン)
 *日付は現地時間。第5戦以降は結果次第で実施。

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