広島・玉村 2軍デビュー戦で1死も奪えずKO 「新人の洗礼」は大野豊ら名投手への道だ

[ 2020年11月1日 22:01 ]

ウエスタン・リーグ   2020年11月1日 ( 2020年11月1日    由宇 )

<ウエスタン広・中>6回、プロ初登板で1死も奪えずに降板する玉村(撮影・河合 洋介)
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 広島・玉村昇悟投手(19)は、3―1の6回に2番手として“プロ初登板”を果たした。しかし、先頭の根尾から6連続の単打を浴びて、1死も奪えずに降板。32球、3失点でデビュー戦を終えた。

 2019年ドラフト6位で入団した高卒1年目左腕。丹生高3夏の福井県大会では、大会記録となる52三振を奪うなど、下位指名ながらチーム内の評価は高い。自己最速は147キロ。テークバックなど投球フォームを改造中とあって、この日は143キロにとどまったものの、潜在能力は間違いない。

 広島の高卒投手は、入団後に強化指定選手として3軍で鍛えられ、シーズン終盤での2軍デビューに備える。直近ではアドゥワ、高橋昂、遠藤らも同じ過程を経て、高卒2年目からの活躍につなげた。玉村自身も「(デビューまでは)長かったですね…。しんどかったけど、今後のことを考えたら貴重な期間だった」と振り返るように、身体は強く逞しくなった。

 デビュー戦での好投はかなわなかったが、水本2軍監督は「悪いからではなくて、球数で交代しただけ。悔しさを持てたと考えれば、絶対に良くなる。何年後かに笑い話になったら最高」と悲観しなかった。

 広島投手にとって、「新人の洗礼」は吉兆とも言える。大野豊(現本紙評論家)は、1977年9月4日の1軍初登板で、1/3回、5失点を喫して防御率135・00を記録。黒田博樹は、新人だった1997年に由宇練習場での練習試合で1イニング10失点したこともある。この日の6連打も、名投手への通過儀礼として前を向きたい。

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