明大が白星締め 竹田―入江 涙のラストリレー 東京六大学野球

[ 2020年11月1日 14:07 ]

東京六大学野球秋季リーグ戦 第7週第2日   明大4―1東大 ( 2020年11月1日    神宮 )

<東大・明大>学生最後の試合を終え、涙を見せた明大・入江(撮影・佐久間 琴子)
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 明大が東大を下し、6勝2敗のポイント7として今季全日程を終了した。

 右腕・竹田祐投手(3年、履正社)が7回2死まで完全投球。「1つずつアウトを積み重ねた結果」。「失投をとらえられた」と東大の石元悠一内野手(4年、桐朋)に右越えをソロを被弾したが、8回まで1失点に抑えた。

 9回からDeNA1位の入江大生投手(4年、作新学院)がマウンドへ。「最後は入江さんにつなぐつもりだった。1年の時からお世話になったので引退されるのは本当に寂しい」と目を潤ませた。

 後を受けた入江は「いろいろなことを考えていたらストライクが入らなくて焦った」と先頭に四球を許したが最速150キロで無失点締め。クールダウンのキャッチボールで思わず涙をこぼし「本当に良いチームだったので最後だと思うと本当寂しかった」。

 ともに高校時代は甲子園決勝の大舞台を経験。自身が背負ったエース番号「11」の後継候補でもある竹田へ「自分に持っていないものを持っているし、僕も学ぶところがあるくらい真面目な選手。竹田が11を背負えばメイジは勝てる。来年期待したい」とエールをおくった。

 就任1年目のシーズンを終えた田中武宏監督は「早稲田に敗れてから、4年生は本当によく立ち直った。優勝させてあげられなかったのは申し訳ない。次につなげないといけない」と振り返った。 

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