新井貴浩氏 阪神・小幡の常に先の塁狙う意識の高さがサンズを打たせた

[ 2020年11月1日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神13-5DeNA ( 2020年10月31日    横浜 )

<D・神>4回1死一、三塁、サンズは右中間に適時二塁打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 【新井貴浩 視点】井納の状態は決して悪くなかったし、ストライク先行で攻めてきた。対して阪神は各打者とも追い込まれてから低めの変化球を我慢して見極め、簡単に凡退しなかった。全員で球数を投げさせ、粘り強い打撃を重ねたから攻略できた。

 単に打つだけで大量点は取れない。四球や足も絡めた。特に4回は小幡の盗塁がサンズを打たせたと言っていい。無死一、二塁で大山が凡退した直後の初球に三盗。三塁に進んだことでサンズはよりコンパクトな打撃に徹することができた。

 大山の打席のときからタイミングを計り、捕手が低めの変化球を少し弾いただけで三塁へ向かおうとしていた。常に先の塁を狙う意識が高い。まだ高卒2年目。改めて魅力的な選手だと思った。

 もちろん、陽川の2発も見事だった。もともと変化球が得意で、速球への対応力が上がった。先発の機会が増え、1試合で複数の打席に立てることが大きい。1打席しかない代打と違い、「この打席は直球だけを待つ」という思い切りが生まれる。来季以降の飛躍へつながる1年になった。

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