広島・森下 12球団新人一番乗りの初勝利なるか 7回8奪三振、4安打零封で降板 最速154キロ

[ 2020年6月21日 16:22 ]

セ・リーグ   広島―DeNA ( 2020年6月21日    横浜 )

<D・広>力投するプロ初登板の広島先発・森下(撮影・会津 智海)
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 広島のドラフト1位ルーキー、森下暢仁投手(22=明大)が21日、チームの開幕3連勝がかかったDeNA戦(横浜)でプロ初登板初先発。7回8奪三振の4安打無失点と好投し、勝利投手の権利を持って降板した。

 森下は初回、先頭・梶谷にいきなり152キロ直球を左前打されたものの、続く乙坂は三塁へのライナーに打ち取り、飛び出していた梶谷もアウトに取って併殺完成となると、ソトはワンバウンドするチェンジアップで空振り三振に取ってチェンジ。2回は2安打1四球で2死満塁のピンチを迎えたが失点は許さず、徐々にペースをつかんだ。

 3回にはソトに対して自己最速タイの154キロをマーク。味方打線に1点を先制してもらって迎えた4回はロペス、宮崎、戸柱を抑えてこの試合初めての3者凡退に仕留めると、5回には1死二塁から梶谷、乙坂をともにカットボールで連続三振に斬って取り、勝利投手の権利を得た。

 そして、6回にはソトを151キロ直球で空振り三振に仕留めるなど再び3者凡退。6回までで93球を投じたが、7回も打席に入って続投すると、その7回は代打・楠本と柴田を連続三振に仕留めてラストイニングを締めくくった。ベンチに戻ると、佐々岡監督が自ら森下のもとへ行って“エアタッチ”でねぎらう尻上がりの好投だった。

 森下の投球内容は7回で打者26人に対して104球を投げ、4安打無失点。3連続を含む8三振を奪い、与えた四球は2つだった。

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2020年6月21日のニュース