ヤクルト・長谷川が好救援で1127日ぶりの白星 血行障害を乗り越え「凄く良かった」

[ 2024年4月30日 23:58 ]

セ・リーグ   ヤクルト4―3巨人 ( 2024年4月30日    東京D )

1127日ぶりの白星を手にしたヤクルト・長谷川 (撮影・西川祐介)
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 ヤクルト・長谷川宙輝投手(25)が、30日の巨人戦で1127日ぶりとなる白星を手にした。

 1点ビハインドの6回1死一塁の場面で、星に代わって3番手としてマウンドに送り込まれた。丸に四球を与えて一、二塁とピンチを広げたものの、続く代打・長野を遊ゴロに打ち取って無失点で切り抜けた。直後の攻撃で味方打線が2点を奪って逆転したため、21年3月30日のDeNA戦(横浜)以来、3年ぶりに勝利投手となった。

 「先頭にフォアボールを出しましたけど、その後をしっかり抑えることができて勝利につながったのは凄く良かったなと思います」

 聖徳学園高から16年育成ドラフト2位で入団したソフトバンクでは支配下選手に昇格できず、20年からヤクルトに移籍した。21年には胸部の血行障害の手術を受け、22年は1軍登板機会なし、23年は1試合の登板で0勝0敗、防御率13・50という成績だった。

 移籍4年目、苦難を乗り越えて「左キラー」として再スタートを切った。「ピンチであったり左打者に対して抑えるのが自分の仕事」と長谷川。今年8月で26歳。プロ野球選手として脂が乗ってくる年齢でもあり、高津監督は「今から良い時期が始まっていく。若いので期待している。貴重な左ですしね」と飛躍を期待した。

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