ヤクルト・村上 高津監督へ4番恩返し弾!「まずは1本出て良かった」

[ 2020年6月21日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト6―2中日 ( 2020年6月20日    神宮 )

<ヤ・中>初回、村上が右越えソロを放ちナインとエアタッチ(撮影・村上大輔)
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 打った瞬間、スタンドインを確信した。打球の行方を見守りながらヤクルト・村上が一塁へと走りだす。中堅手が早々に見送った打球は右中間席の中段に一直線に伸びた。

 「積極的にスイングすることができた。まずは1本出て良かった」。初回1死、吉見の初球、外へ逃げるシュートを完璧に捉え今季1号ソロとなった。昨季は36本塁打を放ったが、そのうちカウント1―1と並んで、初球は最多の9本。甘い球を積極的に振りにいく姿勢は今季も健在だった。球団史上最年少20歳4カ月での「開幕4番」を務めた19日の中日戦では2安打2打点と結果を残しながら、2点を追う最終回、2死満塁では空振り三振。雪辱も果たした。

 さらなる飛躍の一年は恩返しの一年にもなる。高津監督は入団1年目の時の2軍監督。球団の方針もあるが、捕手から三塁にコンバートされ、普通の飛球を捕り損ねるミスを犯しても試合に起用し続けてくれた。「優勝に貢献したい。ビールかけをしたい」という20歳。“恩人”を胴上げするまで本塁打を量産する。

 “愛弟子”の一発に高津監督は「いいところで打ってくれている」と褒めながらも「思い切ってスイングして空振りや、打ち取られることもよくある。本当の4番打者はそれじゃダメだと思いますけど」と注文も忘れなかった。求めるところはさらに高い。フルシーズン4番で起用し続け本物に育て上げる。(黒野 有仁)

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