日本ハム 新旧主将で今季1勝!西川通算1000安打&中田逆転打

[ 2020年6月21日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム2-1西武 ( 2020年6月20日    メットライフD )

<日・西>1000本安打を達成し、笑顔の西川(撮影・吉田 剛)
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 日本ハムは20日、新旧主将の活躍で西武に2―1で逆転勝利し、今季2戦目で初勝利を飾った。4回に新主将・西川遥輝外野手(28)が通算1000安打となる右前打で好機を演出し、旧主将・中田翔内野手(31)が右翼フェンス直撃の決勝2点適時打。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で3カ月開幕が延期となる中、北海道のファンが待ちに待った白星を届けた。

 しびれる1点差勝利。誰もがこの瞬間を待ちわびていた。自身の決勝打でチームに今季初勝利をもたらした中田は、守護神・秋吉と勢い余ってハイタッチ。本塁打を打ってもエアタッチが求められるプロ野球の「新様式」の中、我を忘れて勝利の味をかみしめた。

 「みんなでつないでくれたチャンスで打つことができ、その点を守り抜いて勝つことができてよかった」

 中田はチーム一丸となってつかみ取った勝利を強調した。1点を追う4回1死一、二塁。昨季開幕戦ではサヨナラ満塁弾を放ってチームに初勝利をもたらした男が、今季も右翼フェンス直撃の逆転の決勝適時二塁打だ。昨季主将は「バットの先だったけど、外野の頭を越えて得点を奪えたのでよかった」と塁上で何度も手を叩いた。

 チャンスを演出したのは新主将の西川だ。4回先頭で通算1000安打となる右前打。昨年9月27日のオリックスとのシーズン最終戦で通算999安打目を記録してから、コロナ禍を経て267日ぶりの安打でメモリアルを刻んだ。無観客の中で記念ボードを掲げ「1本打つのに8カ月かかりましたね。次の何かの記録の時にはお客さんと一緒に喜べたら」とファンの存在の大きさを口にした。

 西川にとってメットライフドームは2年連続盗塁王を争っていた15年中盤に打撃不振で栗山監督から2軍降格を告げられた球場。2年連続でのタイトルを逃す一因となった思い出の地で節目の安打を刻み「いいきっかけがあったので、今こうやって自分の地位を確立できたかな」と感慨深げに振り返った。

 中田は本格的な練習を再開した5月末から自宅のある札幌を離れて約1カ月のホテル生活。「一日でも早く野球をやりたいのが本心。そのためには何かを犠牲にしないといけない」と外出を自粛するなど感染対策を徹底してきた。西川も「(自主練習期間中は)最優先事項が“野球”から“生きる”に変わった」と明かす。球音が復活し、一投一打に悔しがり、喜ぶ生活が戻った。新旧主将がもたらした20年初勝利は、今までの鬱憤(うっぷん)を晴らす一服の清涼剤となったはずだ。(東尾 洋樹)

 ○…西川(日)が20日の西武2回戦(メットライフ)の4回、松本から右安打を放ち通算1000安打を達成。プロ野球304人目。初安打は12年6月18日のDeNA戦で小杉から。日本ハムでの1000安打は18年中田以来16人目。984試合目での達成は生え抜きでは小笠原道大862試合、張本勲927試合、島田誠980試合に次ぐ4番目のスピードとなった。

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