中京大中京・高橋、練習試合で好投 今秋ドラフト候補封じる

[ 2020年6月21日 14:23 ]

練習試合   中京大中京7―2龍谷大平安 ( 2020年6月21日    龍谷大平安ボールパーク )

<中京大中京・龍谷大平安>先発し5回1失点と好投した中京大中京・高橋宏斗
Photo By スポニチ

 昨秋神宮大会覇者の中京大中京が、新型コロナウイルス感染拡大防止のための活動自粛明け2戦目の練習試合を行い、世代ナンバーワン右腕の高橋宏斗投手が先発。5回1失点と好投した。

 「どれだけ真っすぐで押せるかをテーマとして投げた。先に点を与えてしまい、3者凡退のイニングもなかったので先発としてはまだまだです」

 前日の愛工大名電戦では6回から3イニングを投げ、自己最速を3キロ更新する153キロを計測。連投となったこの日は「張りもあったので連投にはまだ課題がある」と100%の出来ではなく、初回に先制点を奪われた。それでも木製バットで挑んできた龍谷大平安の今秋ドラフト候補で「4番遊撃」の奥村真大に対してはギヤの回転数を上げ「9人の打者がいる中で一番力を入れて投げました」と3打数無安打2三振と完璧に封じ込めるなど、相手打線に適時打は許さず。味方の失策で招いた5回無死満塁のピンチも連続三振などで本塁を踏ませず「意識して狙った」と底知れない潜在能力を感じさせた。

 すでに大学進学の意向を示しているが、ネット裏ではヤクルト、広島のスカウトが視察。ヤクルトの橿渕聡スカウトグループデスクも「調整が満足にできていないと思いますが、ピンチの時にはギヤも入るし、やっぱりすごくいい真っすぐを投げますね」と改めて高く評価していた。

続きを表示

2020年6月21日のニュース