広島、無情の降雨コールド負け 巨人追走へ“最後の切り札”長野が昇格

[ 2019年8月23日 05:30 ]

セ・リーグ   広島4―8ヤクルト ( 2019年8月22日    マツダ )

広島・長野 
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  広島は22日のヤクルト戦で6回に松山竜平外野手(33)の5号2ランで4点差に迫りながら、7回の攻撃途中で降雨コールド負けを喫した。緒方孝市監督(50)は、23日に長野久義外野手(34)を昇格させることを明言。合流即日の先発復帰の可能性もあり、6・5ゲーム差の首位・巨人を猛追するための“最後の切り札”を出す。

 逆襲の合図は、無情の雨にかき消された。6回に松山の左越え2ランで4点差に接近しながら、2回から降り始めた雨が7回の攻撃途中に突如強まり、降雨コールドが宣告された。

 今回3連戦の初戦は9回に4得点してサヨナラ勝ちし、第2戦も同点の8回に勝ち越した。3度目の逆転への挑戦権は得られず、敗れた首位・巨人とは6・5ゲーム差のまま。緒方監督は「天候が悪くなるのは分かっていた。こういう展開になれば、厳しい」と潔かった。

 残り26試合と逆転優勝へ逼迫(ひっぱく)した状況で長野の昇格を決断した。緒方監督は「明日から合流予定。もちろん先発を含めた中で経験があるし、代打としても打力に期待するところがある」と明言。23日の中日戦では左腕ロメロとの対戦を予定し、昇格即日で「6番・左翼」での先発復帰が有力となった。

 長野の復帰で、攻撃オプションは多彩に広がる。バティスタがドーピング検査の陽性反応で離脱したことで、メヒア、サンタナら発展途上の助っ人を起用せざるを得ない状況だった。東出打撃コーチは「技術がしっかりした選手がいることで、安定した攻撃ができる」と期待を寄せた。松山を一塁で起用して長野と併用すれば、“超攻撃型打線”も完成。迎打撃コーチは「磯村がいるけど、右の代打としてもいい所で使える」とさまざまな起用法を思い描いた。

 長野は打率・208、2本塁打、7打点と不振から抜け出せずに7月3日に登録を外れた。約1カ月半の再調整を経て、8月に限れば2軍では打率・368(38打数14安打)、1本塁打、5打点と復調気配を見せている。巨人追走へ“最後の切り札”と言っていい。ついにラストスパートへの役者がそろう。 (河合 洋介)

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