ヤクルト村上30号!2戦連発「自分のスイングできた」 史上初の10代本塁打王射程

[ 2019年8月23日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト8―4広島 ( 2019年8月22日    マツダ )

2回無死、村上は中越えにソロ本塁打を放ちナインとタッチを交わす (撮影・奥 調)
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 ヤクルト・村上宗隆内野手(19)が22日、広島戦の2回に中堅左へ30号ソロを放ち、高卒2年目以内では史上3人目となるシーズン30本塁打を達成した。86年の清原和博(西武)以来33年ぶりの快挙で、10代では清原に次ぎ2人目。リーグトップを走る巨人・坂本勇人内野手(30)にも2本差に迫った。チームの7回途中降雨コールド勝ちに貢献し、史上初となる10代本塁打王も夢ではなくなってきた。

 追いかける広島の外野陣も早々と諦めた。2回、先頭・村上は外角低めの142キロ直球を中堅左に運んだ。前日に続く2戦連発。リーグトップの坂本勇まで2本差に迫る特大の30号ソロとなった。

 「甘い球だったがミスショットすることなく、しっかり押し込めた。自分のスイングができていたので、届くかなと思った」

 高卒2年目以内での大台は86年の西武・清原以来33年ぶり3人目で、リーグトップの打点も85に上積みし、西鉄・中西太が53年にマークした最多86打点にもあと1に迫った。

 同郷で同い年の熊本工出身の山口を打ち砕いた。2年前、九州学院3年だった村上は、ドラフト後の地元テレビ局の企画で山口と対談し「(高校で)対戦がなかったので、次の舞台で打てればと思います」と宣言していた。今季2度目の対戦で有言実行。「一人の投手として見ている。打てればどんな投手でもうれしい」。プロ2年目。特別な意識はなくなったが、自身の言葉にケジメをつけた。

 これで8月に入り19試合で10発。わずか1発に終わった7月から驚異的なV字回復となった。石井打撃コーチは「中堅から左への当たりは良いときのバロメーター」と指摘する。「打てない時期は、体重が後ろに残り(アッパーになって)点で捉えるスイングになっていた。今は線で捉えられるようになっている」と目を細めた。

 打線は7回途中で降雨コールドになるまでに10安打で8点を挙げたが、若き大砲の先制弾が口火となった。小川監督は「待ち方や打ち方で学習したものができている。一つレベルが上がったのかな」と称えた。この日は熊本から両親が観戦した。「何事もやるからには一番が目標」――。そう口にする村上は「もっと打てるように頑張りたい」と力も込めた。こんな19歳はいない。2冠王のタイトルも見えてきた。 (黒野 有仁)

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