楽天・浅村 雪舞う仙台で移籍1号!「忘れられない」本拠デビュー

[ 2019年4月3日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天3-1日本ハム ( 2019年4月2日    楽天生命パーク宮城 )

本拠地初アーチの浅村(右)と先発勝利の辛島が「バーン!」でファンと勝利を喜ぶ(撮影・大塚 徹)
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 最高の本拠地デビュー戦だ。1―0の8回1死三塁。楽天・浅村はフルカウントから浦野のフォークを振り抜いた。打球角度が約20度という低い弾道のまま、左中間席最前列に吸い込まれた待望の今季1号2ラン。クールな男が珍しく満面の笑みでベンチに向かって右腕を突き上げた。

 「チームが勝てる一打を意識して開幕を迎えた。ホームの開幕戦でいきなり打てて本当に良かった」。楽天は昨季最下位でチーム総得点(520点)は12球団でワースト。127打点で打点王に輝いた浅村は、深刻な得点力不足の解消という大きな期待を背負ってFA移籍した。三木谷浩史オーナーも観戦。試合後のヒーローインタビューまで見届け「値千金の本塁打を打ってくれて、本当にうれしい」とご満悦だった。

 浅村は不思議な縁を感じていた。西武時代の13年に自身初の個人タイトルとなる打点王を獲得した。翌14年にある球界関係者から、当時の楽天の監督だった星野仙一氏の言葉を伝え聞いたという。「西武の浅村は良い選手だな。右の内野手であれだけの選手はなかなかいないぞ」。敵将との自身への評価を人づてに耳にし「自分のことをそんなふうに評価してくださっていたなんて、全く知らなかった。凄くうれしかった」。月日は流れ、今は楽天の一員としてプレーしている。星野氏は昨年1月に急逝した。「星野さんの言葉を思い出すと、これも縁なのかなと。あの頃は、まさか自分が楽天に移籍するだなんて想像すらしてなかったですから」と浅村。本拠地開幕戦で放った豪快な一発を闘将にささげた。

 試合後、お立ち台で勝利時の恒例となっている「バーン!」を初披露した。「あれはちょっと…。慣れてないし、そういうキャラでもないんで…」と苦笑い。雪が舞う中でプレーしたのも人生初。「今までで一番寒かった。忘れられない一日になると思います」。浅村にとってまた一つ、記念日が増えた。(重光 晋太郎)

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