阪神ドラ1近本 初盗塁に三塁打、初の伝統の一戦でインパクト

[ 2019年4月3日 08:22 ]

セ・リーグ   阪神3―9巨人 ( 2019年4月2日    東京D )

<巨・神>6回無死、近本は右中間三塁打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 阪神は2日、巨人との今季初戦(東京ドーム)に3―9で敗れた。ドラフト1位・近本光司外野手(24)は、初回1死から四球を選ぶとプロ初盗塁をマーク。6回にも右中間へ早くも今季2本目となる三塁打を放つなど、社会人・大阪ガス時代から得意とする東京ドームで持ち味をいかんなく発揮した。

 伝統の一戦にも、臆することはない。「2番中堅」でフル出場した近本が、プロ初盗塁と三塁打をマーク。東京ドームで持てる力を存分に発揮した。

 「初盗塁もうれしいとかではなくて、得点圏にいけたことがよかった。常に(次の塁を)狙っているつもりなので」

 初回から全開だった。1死から四球で塁に出ると、続く糸井の2球目で二盗に成功。後続が倒れ生還は果たせなかったが、得点圏を演出した。

 「状況も先制された後だったので、勢いをつけられるようにと思っていた。二塁打コースだったんですけど、中堅の反応を見ながら(三塁に)いけたのでよかった」

 50メートル走5・8秒の走力が際立ったのは、6回だった。山口が投じたフルカウントからの直球を捉えると、右中間を真っ二つに破った。狭い東京ドームでありながら、悠々と三塁へ到達。プロ初安打の3月29日ヤクルト戦に続いて、早くも今季2本目の三塁打をかっ飛ばした。

 「いいイメージしかなかった」

 敵地では抜群の相性を誇る。足を踏み入れたのは、大阪ガスに所属していた18年の都市対抗野球以来。同大会では準決勝・JR東日本戦で決勝アーチを放つなど21打数11安打、5打点、1本塁打の打率・524と打ちまくり、5番打者として初優勝に貢献した。

 今春のキャンプから磨いてきた走塁は着実に向上している。憧れの赤星憲広氏(スポニチ本紙評論家)からも直接アドバイスをもらい、自分の走塁を突き詰めている。「いろいろ聞けたので、自分に生かせることは生かしたい」。特に強いこだわりを持ってきたのはスタート。筒井外野守備走塁コーチは「課題を1個ずつ減らしているのは確かだけど、やることはたくさんあるし、まだまだこれから」と先を見据えるが、近本が掲げる「盗塁王」と「新人王」の目標達成に向けてステップアップしていることは確かだ。

 2勝2敗とはいえ、打線は開幕から4試合で7得点と苦しんでいる。苦境を打ち破れるのは誰か――。「打・走」で流れを呼び込める、東京ドーム男に期待したい。(長谷川 凡記)

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