東邦・森田監督、石川の2発&完封劇に「たいしたもの」ナインの成長称える

[ 2019年4月3日 14:29 ]

第91回選抜高校野球大会最終日 決勝   東邦6―0習志野 ( 2019年4月3日    甲子園 )

<東邦・習志野>平成最後のセンバツ優勝を果たし、笑顔で抱き合って喜ぶ東邦・石川(中央)と東邦ナイン(撮影・平嶋 理子) 
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 第91回選抜高校野球大会最終日は3日、甲子園で決勝が行われ、習志野(千葉)と東邦(愛知)が対戦した。平成初代王者・東邦は6―0で習志野に勝利。愛知県勢としては2005年愛工大名電以来14年ぶり、東邦としては89(平成元)年以来30年ぶりとなる単独最多5度目の優勝を勝ち取った。“平成最初の王者が平成最後の王者”となり、平成のセンバツ史にその名を刻む偉業となった。

 あす4日に還暦の誕生日を迎える森田泰弘監督は試合後の優勝インタビューで「先輩たちが築かれたものがあり、平成最初の優勝と最後の優勝を成し遂げようと話をしてきましたのでホッとした気持ちです」とコメントした。

 プロ注目の“投打二刀流”石川が大活躍。初回に先制の中越え2点本塁打。5回にはこの日2本目となる右中間2点本塁打を放った。投げても二塁も踏ませず3安打完封し、チームの優勝の原動力になった。指揮官は「今日は一人で投げて打ってくれと本人に伝えたのですが、その通りになった。たいしたものです。甲子園に来てからも成長した。ナインも成長してくれた」とエースとナインを称えた。

 平成最後の王者となった東邦。「新しい時代に向けて、これを励みに、この経験をもとに新しい時代も頑張りたい」とさらなる成長を誓った。

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