東邦センバツV“二刀流”石川2発&完封 チームの成長実感「自信積み上がってきた」

[ 2019年4月3日 14:18 ]

第91回選抜高校野球大会最終日 決勝   東邦6―0習志野 ( 2019年4月3日    甲子園 )

<東邦・習志野>平成最後のセンバツ優勝を果たし、笑顔で抱き合って喜ぶ東邦・石川(中央)と東邦ナイン(撮影・平嶋 理子) 
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 第91回選抜高校野球大会最終日は3日、甲子園で決勝が行われ、習志野(千葉)と東邦(愛知)が対戦した。平成初代王者・東邦は6―0で習志野に勝利。愛知県勢としては2005年愛工大名電以来14年ぶり、東邦としては89(平成元)年以来30年ぶりとなる単独最多5度目の優勝を勝ち取った。“平成最初の王者が平成最後の王者”となり、平成のセンバツ史にその名を刻む偉業となった。

 プロ注目の“投打二刀流”石川が大活躍。高校通算44号となる今大会2本目の中越え2点本塁打で先制。5回2死二塁からは、この日2本目となる右中間2点本塁打を放った。石川は投げても二塁も踏ませず3安打完封し、チームの優勝の原動力になった。

 石川は試合後のインタビューで「新チームになってから甲子園で優勝することを目標にやってきたので、嬉しい」と喜んだ。

 決勝で圧巻のピッチング。「最後は自分の力を出し切るだけだと思っていた。安打と思った当たりも(味方が)拾ってくれた。感謝しています」とバックを守った仲間に感謝した。

 2本の本塁打について「1本目は打った瞬間いったと。2本目は正直いったとは思わなかったです」とコメント。「1試合1試合積み重ねるごとにみんなの自信も積み上がってきた」とチームも甲子園で成長したと語り、優勝した今は「夢のような時間です」と笑顔を見せた。

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