明石商・中森、痛恨の1球…春夏通じ初4強も夏雪辱誓う

[ 2019年4月3日 05:30 ]

第91回選抜高校野球準決勝   明石商2― 4東邦 ( 2019年4月2日    甲子園 )

8回1死一塁、水上(左)の悪送球などが重なっての痛恨の失点に厳しい表情の明石商・中森(撮影・北條 貴史) 
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 痛恨の1球だった。0―0の7回、四死球で招いた2死一、二塁で明石商の2年生エース中森は想定外の一発に沈んだ。2ボールから「どうにかストライクが欲しかった」と投じた132キロ直球が高めに浮いたところを東邦の吉納に決勝3ランを浴びた。

 「四球から崩れるのが、いつもの失点パターン。外角低めの真っすぐを狙ったが、甘くなってしまった」

 161球を完投した準々決勝・智弁和歌山戦から中1日。「疲れはあった」と言うが、要所では力勝負で相手打線を封じ被安打4で9三振を奪った。狭間善徳監督(54)も「(いい意味で)肩の力が抜けていた。(左打者に)左中間に打たれたら、向こうが上。ただ、投球は力だけではないということが分かったと思う。成長を見られてうれしい」とかばった。

 敗れはしたが春夏通じて初の4強進出と歴史をつくった。「この大会が終わりではない。課題の低めの制球など徹底的に取り組みたい」。中森は雪辱を期すべく、さらなるレベルアップを約束して聖地を去った。(湯澤 涼)

 ≪ミスで逸機≫明石商は攻守におけるミスで勝機を逸した。0―0の4回無死二塁で岡田が送りバント失敗(記録は三振)して先制機を逃すと1点差に迫った8回の守りでは1死一塁から捕手・水上が飛球になったバントをショートバウンドで捕球し併殺を狙ったが、一塁に悪送球。カバーに入り打者走者の二進を阻止しようとした二塁手・清水の送球は走者に当たってレフト方向にはねる間に痛恨の4点目を奪われた。狭間監督は「一つのプレーで勝敗が分かれる。これが今の実力」と肩を落とした。

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