【群馬】高山弾!健大高崎17点大勝 広島スカウト父の前で46号

[ 2018年7月9日 08:12 ]

第100回全国高校野球選手権記念群馬大会1回戦   高崎健康福祉大高崎17―0館林商工 ( 2018年7月8日    上毛新聞敷島 )

<高崎健康福祉大高崎・館林商工>初回、一塁強襲適時内野安打を放つ高崎健康福祉大高崎・高山
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 高崎健康福祉大高崎が、館林商工相手に17得点の大勝発進だ。7―0の4回に4番・高山が「甘い球が来たから思い切り振った」と右翼席中段へ高校通算46号ソロを運び、観衆の度肝を抜いた。

 5月中旬に部内暴力が発覚し、5月24日から1カ月間の対外試合禁止処分を受けたが、「全国制覇をする、という気持ちで紅白戦をやってきた」という。部内暴力後の2週間はボールとバットを使う練習も自粛したが、ブランクを感じさせない2安打3打点の活躍だ。

 父は広島、西武で同じ内野手としてプレーし、現在は広島スカウトの健一氏(46)。視察した父は「1カ月試合がなかった割には、自分の間合いで打てている」と評価した。大砲は「父は昔は憧れだったけど、今は目標。プロに入って超えたい」ときっぱり。通算74本塁打の1番・山下も二塁打2本を放ち2安打3打点をマーク。プロ注目の「合計120発コンビ」が3年ぶり頂点へ導く。 (渡辺 剛太)

 ◆高山 遼太郎(たかやま・りょうたろう)2000年(平12)8月2日生まれ、大阪府高槻市出身の17歳。小学1年で野球を始め、南橘中時代は前橋中央ボーイズに所属。高崎健康福祉大高崎では1年秋からベンチ入り。今春の群馬県大会2回戦・高崎工戦でサイクル安打を達成。1メートル75、75キロ。右投げ左打ち。

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2018年7月9日のニュース