大谷 セーフティーバント不発 シフトに対抗!3打席連続で狙うも

[ 2018年7月9日 05:30 ]

インターリーグ   エンゼルス1―3ドジャース ( 2018年7月7日    アナハイム )

<エンゼルス・ドジャース>2回、セーフティーバントを試みる大谷(AP)
Photo By AP

 奇策は不発に終わった。エンゼルス・大谷が7日(日本時間8日)、ドジャース戦で「6番・DH」で出場。4打数無安打だったが、日本ハム時代に一度もなかったバント安打を3打席連続で狙った。

 「それの方が確率が高いかなと思った。(打撃の)状態うんぬんというより、“そこ”にいないので」

 三塁手が二塁ベースの右に、三遊間には遊撃手だけが陣取る「大谷シフト」が敷かれた。2回、ストリプリングの初球を三塁側へ転がした。ファウルとなったが「あそこまで極端なのはなかった。転がせば100%セーフ」と説明。4回はボール球を見送り、7回は空振りで一度も出塁できなかったが、右肘故障から復帰後は16打数2安打と苦しむ中での打開策だった。

 9回の打席では右膝に自打球を受け、直後に空振り三振。足を引きずってベンチへ戻った。マイク・ソーシア監督は「痛みがある。明日以降は状態を見ながら」と言う。再離脱だけは避けたい大谷は、アイシング治療をし「大丈夫。その(試合に出る)つもりで準備する」と軽症を強調した。 (柳原 直之)

続きを表示

2018年7月9日のニュース