【北大阪】金光大阪・中辻、OBの阪神・陽川ばりの豪快な一撃

[ 2018年7月9日 09:27 ]

第100回全国高校野球選手権記念 北大阪大会1回戦   金光大阪8―1牧野 ( 2018年7月8日    万博 )

 OBの阪神・陽川を思わせる豪快な一撃だった。1―1の7回裏2死一、二塁。金光大阪の中辻開斗外野手(3年)が肘をたたんで振り抜くと風にも乗って左翼席へ消えた。

 「インコースの真っすぐ。バットの感覚がなかった」

 手応えすら感じないほど真シンでとらえていた。高校通算3本目が勝ち越し3ラン。これで勢いに乗った背番号9は、8回にも2死満塁からコールド勝ちを決める左中間への“サヨナラ”二塁打だ。50メートル6秒3の俊足2番打者が豪打で貢献。記録的豪雨の影響で試合開始が3時間半以上遅れた難しい夏初戦に勢いをつけた。

 夏の楽しみは陽川からのオレンジジュース。厳しい練習の終わりに飲み干すと力が湧いてくる。「チャンスはある」と中辻。猛虎の4番に成長した先輩から力をもらいながら夢の甲子園を目指す。

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2018年7月9日のニュース