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社会人20年目の初心忘るべからず――記者が犯した大きな記憶違い

<92年夏の甲子園 星稜・長岡向陵>5回1死一、二塁、星稜・松井は右中間に走者一掃の三塁打を放つ
Photo By スポニチ

 初心忘るべからず――。社会人20年目に、改めて謙虚で緊張した気持ちを忘れてはならない、という大失敗をした。

 先日、このスポニチアネックスで掲載中の「スポニチ社員が選ぶわが故郷のベストゲーム」の新潟編を担当した。取り上げたのは92年夏の長岡向陵(新潟)対星稜(石川)。5打席連続敬遠の伝説が誕生する直前、ゴジラこと松井秀喜相手に真剣勝負した、記者の地元・新潟の代表校の試合だった。

 その年、記者はまさに高校球児で高3の夏。記事では記憶を基に長岡向陵との関わりをこう記した。「実はその夏の新潟大会直前、我々の練習試合の最後の相手は長岡向陵。ダブルヘッダーで何なく2勝していた」。ところが、当時の長岡向陵野球部の主将を務めていた方から「ダブルヘッダーでもなく、試合は1試合だけ。しかも勝ったのは長岡向陵だった」とのご指摘を受けた。メインテーマだった92年夏の甲子園の2回戦、長岡向陵対星稜の試合については過去記事を参照し、動画投稿サイトなどでも映像を確認するなどして、当時の記録を確認した。だが、その直前の練習試合については、記録を確認することもなく、完全に記憶だけで記述してしまった。

 記事が間違いだったこと、そして長岡向陵の関係者の方には大変、失礼な思い違いをそのまま記事としてしまったことを、まずはお詫びしたい。そして、記憶だけに基づいて記事としてしまったことを猛省した。

 「記録、数字を確認する」のは我々の仕事の、初歩の初歩だ。スコアブックの書き方に慣れない若い記者がいれば「複雑なプレーでスコアブックの書き方が分からない時は、文字でもいいからきちんと書いておきなさい」と言ってきた。そう言っておきながら、記者20年目に記憶だけで記事化し、記録の確認を怠った。

 サッカーW杯で敗退した日本代表の本田は敗退後に「清々しい」を「きよきよしい」と間違えて覚えていたことが判明し、話題になった。だが、記者は本田の記憶違いをどうこういう資格もない。26年前の出来事をめぐり、記録すること確認することの大切さを再確認した。(記者コラム・春川 英樹)

[ 2018年7月9日 10:20 ]

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