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かな子夫人ら家族も避難…広島・緒方監督 阪神3連戦中止に「球団の判断は当然」

<巨・広>9回、攻撃前にベンチを出る緒方監督   (撮影・大塚 徹)
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 広島は8日、西日本豪雨の災害の影響で、9日からの阪神3連戦(マツダスタジアム)の中止を発表した。阪神サイドも「やむを得ない」と被災地復興に思いを馳せた。

 広島ナインは8日の巨人戦後のロッカールームで9日からの阪神3連戦の中止を知らされた。鈴木清明球団本部長は「被災した心情や、救助が進む中で試合ができる状況にない。こうした災害のときは、試合をして盛り上げようという時期ではない」と自粛の旨を説明した。

 球団は8日午前中に、日本野球機構(NPB)に阪神戦の中止を申し入れた。9日の第1戦のみの中止も視野に検討したが、交通機関の復旧メドが立たないことも考慮し、異例となる3試合全ての中止を決定した。

 西日本を襲った記録的豪雨は、広島県に最も深刻な被害をもたらした。浸水、土砂崩れ、死者30人超…。選手、首脳陣らの家族は無事だったものの、避難していた球団職員の家屋が流されるなどの被害があった。

 かな子夫人ら家族が避難している緒方監督は、被災者に思いを巡らせた。「ニュースではいろいろ目にしているけど、広島に帰ってみないことには…。行方不明の方がいらっしゃって、落ち着いていない。球団の判断は当然の措置だと思う」

 チームは6日からの巨人3連戦(東京ドーム)へ5日に東京入りしていた。記録的豪雨は6日からで、選手らは実情を初めて目にすることになる。黄金期も暗黒時代も県民とともに歩んできた赤ヘルだけに、そのショックは計り知れない。

 一方、対戦相手の阪神も今回の決定に理解を示している。甲子園で対応した谷本修球団本部長(53)は「これ(中止決定)は決定事項なのでやむを得ないです。(被害は)こちらが想像している以上。一日も早く復旧してほしいです」と話した。

 金本監督は広島出身で、現在も両親などが広島に住む。幸い親族に被害はなかったものの、故郷の惨状に当然、不安を隠せない。「さっき(テレビで)見たけど、(被害は)想像以上だった。まだ生き埋めになっている人もいるんだろう…。心配よな」

 ファンあってのプロ野球。ふだんはライバル関係にある両球団も、一日も早い復興を願うのは同じだ。

 ▼広島・鈴木 僕の立場では何も言えないけど、正直試合をやっている場合ではないのかなと。球団の判断は正しいと思う。亡くなった方もたくさんいるし、軽々しいことは言えない。

 ▼広島・新井 大変なことになっているので、安否の分からない方もたくさんおられるし…。心を痛めています。

 【広島球団コメント】

 今回の西日本を中心とした豪雨による災害におきまして、被災された皆様にお見舞い申し上げます。

 これまで地域と共に歩んできた広島東洋カープといたしましては、このような甚大な被害により、多数の犠牲者が出ている中で試合を行っていいものか十分に検討した結果、明日からの阪神戦を中止する決断をいたしました。

 楽しみにしてくださっていたお客様には、大変申し訳ございませんが、このような判断にいたったことをご理解いただきたくお詫び申し上げます。

 そして被災された地域の一日も早い再建と復興を、心からお祈り申し上げます。

 広島東洋カープ広報室

[ 2018年7月9日 05:30 ]

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