ベルニャエフ 内村に敬意「みんな憧れている」…“神対応”に喝采

[ 2016年8月12日 05:30 ]

<リオ五輪  体操男子個人総合> 金メダルを獲得した内村は、2位のベルニャエフ(右)、3位のウィットロックとともに表彰台にあがる

リオデジャネイロ五輪体操・個人総合決勝

(8月10日 リオ五輪アリーナ)
 この8年間、誰もできなかった“打倒・内村”は、もう目前だった。だが、最後の鉄棒でまさかの逆転を許した22歳のベルニャエフは「金メダルは手の届くところにあった。でも、これが結果だ」と潔く受け入れた。

 この鉄棒の採点に納得できなかったのか、一夜明けた10日のメダリスト会見では海外メディアから内村に「あなたは審判に好かれているのでは?」と質問が飛んだ。内村が「全くそんなことは思っていない。みんな公平にジャッジしてもらっている」と答えると、隣で聞いていたベルニャエフがこの質問に強く反論。「審判も個人のフィーリングは持っているだろうが、スコアに対してはフェアで神聖なもの。内村はキャリアの中でいつも高い得点を取っている。それは無駄な質問だ」と一蹴し、喝采を浴びた。

 22歳のベルニャエフは「若い選手はみんな内村に憧れている。一緒に競技できたことは素晴らしい経験だ」と喜びを口にした。

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