田知本 姉でありライバルであり…愛と二人三脚で獲った金

[ 2016年8月12日 05:30 ]

柔道女子70キロ級を制した田知本遥選手(右)の金メダルを手に笑顔の姉・愛さん

リオデジャネイロ五輪柔道・女子70キロ級決勝

(8月10日)
 表彰式を終えた後、田知本は応援に来た姉・愛(めぐみ、27=ALSOK)の首に金メダルを下げ、2人で喜びを分かち合った。田知本が小2の頃、姉妹で一緒に小杉少年柔道クラブに通い始めた。中学時代に全国優勝もしている父・又広さんの指導で、自宅では座敷を道場にして父得意の大外刈りの打ち込みに励んだという。4年前は妹である田知本が一足先に五輪初出場。今回は愛も78キロ超級の最有力候補だったが、最終選考会で敗れて落選した。

 それでも姉は落胆を隠し、気丈にサポート役に回ってくれた。一緒に出稽古に出かけ、五輪1カ月前には友人らと作ったという日めくりカレンダーをもらった。その中の1枚には「自分が五輪に行けなかったことに意味があるとしたら、遥のサポートをすることだと思う。だから自分の力を信じて、しっかり準備して頑張って」と応援メッセージがあった。「今までにないくらい優しかったので、ちょっと戸惑いましたけど」と笑った田知本。姉妹で五輪出場の夢はかなわなかったが、共に歩んできた姉がいてこその金メダルだった。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「卓球」特集記事

2016年8月12日のニュース