バレー女子 ブラジルに完敗…サーブレシーブに課題

[ 2016年8月12日 05:30 ]

<日本・ブラジル>ポイントを奪われる迫田(中央右)と木村(同左)

リオデジャネイロ五輪バレーボール・女子1次リーグ 日本0―3ブラジル

(8月10日 マラカナンジーニョ)
 女子の1次リーグ第3戦が行われ、A組の日本は3連覇を狙うブラジルに0―3で完敗して1勝2敗となった。

 第1、第2セットこそ序盤でリードを奪ったが逆転を許し、主将の木村の活躍で追いすがった第3セットも22―25で奪われた。試合時間はわずか1時間14分。木村は「前後に揺さぶられたサーブと、高いブロックを抜けなかったことでリズムがつくれなかった」と淡々と語った。

 敗因はサーブレシーブ。高い打点からの速いサーブを想定したが、前に落ちる球質のサーブを連発されて対応できなかった。アタッカーの木村、石井も徹底して狙われて攻撃の芽を摘まれた。リベロの佐藤は「レシーブをする前後の関係、個々の技術でミスが出てしまった」と涙をこらえた。

 3連勝のブラジルとロシア、2勝1敗の韓国が4位以内を確定させ、準々決勝に進んだ。日本の次戦の相手はロシア。カメルーン、アルゼンチンが全敗のため突破圏内の4位につける日本にとって、高さのある強豪からの勝利は8強入りへの弾みとなる。木村は「ロシアには絶対勝てるように頑張る」と心を奮い立たせた。

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2016年8月12日のニュース