ベルギー選手が腸の感染症 汚染懸念のセーリングで

[ 2016年8月12日 11:00 ]

 セーリングの女子レーザーラジアル級で2012年ロンドン五輪銅メダルのエビ・バンアッカー選手(ベルギー)が水質汚染を懸念されるグアナバラ湾でのレース後、体調不良を訴えていたことが11日、分かった。AP通信によると同選手のコーチは7月から会場で練習を続け、腸の感染症にかかったとしている。

 会場のグアナバラ湾は水に含まれるウイルスが欧米で危険とされる基準値を大幅に超えるとの指摘もある。国際セーリング連盟は「個別のケースで感染症になったのはまだ1人だ」と説明した。

 ベルギー・オリンピック委員会は「彼女は数週間前に深刻な胃腸の感染症にかかり、十分に回復しなかった」との声明を出した。国際オリンピック委員会(IOC)は水質の安全性を強調している。(共同)

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2016年8月12日のニュース