金藤 東京五輪出ない意向「競技者としては携わらない」

[ 2016年8月12日 22:27 ]

200m平泳ぎで金メダルを獲得した金藤は笑顔でスタンドに手をふる

 11日に行われた女子200メートル平泳ぎで金メダルを獲得した金藤理絵(27=Jaked)が12日、リオデジャネイロ市西部のジャパンハウスでメダリスト会見を行い、「今のところ競技者として東京オリンピックに携わるということは考えてはいません」と、五輪は今回で一区切りとする意向を示した。

 レース前から「世界記録より金メダル」とメダルへの執着心を口にしていたが、「終わった直後は金メダルではありましたがタイムは納得いくものではなかったので、微妙な、喜んでいいかわからない状況」と率直な思いも。それでも「数々の世界大会に出場させていただいてメダルを獲るチャンスがあったにも関わらず今まで獲れなくて、やっとメダルを獲れて皆さんにこのメダルを持ち帰ることができて、本当に良かった、嬉しい気持ちでいっぱいです」と笑顔を浮かべた。同種目で7位だった08年北京五輪以来2大会ぶりの出場で悲願の金メダルを獲得したが、4年後は「もっとたくさんの選手が力を発揮できるようなサポートをしていけたらいいなと思っています」と後方支援に回ることを示唆。

 今後については「今年に関してはW杯も出る予定なので、短水路の試合になるので、今回達成できなかった世界記録を狙っていきたいと思います。来年以降はまだ何も決まっていない状態なので、W杯終わって落ち着いたら加藤(健志)コーチとじっくり話して決めていこうと思います」とした。

続きを表示

2016年8月12日のニュース