アプローチがコース攻略のポイント 池田 苦労は経験値の差

[ 2016年8月12日 16:52 ]

第1R、3番でティーショットを放つ片山(AP)

 第1ラウンド。日本の片山、池田は慣れないリンクスコースと風の強さに対応し切れなかった。2人とも調子は悪くないだけに3オーバーは不満の残る結果だと思う。

 【佐藤信人の目】日本にはリンクス自体が少ないし、これだけグリーンに起伏のあるリンクスは日本ツアーではほとんど経験がないだろう。フェアウエーの芝は日本によくある高麗種だし、スコットランドのリンクスほど地面は固くないので特別な打ち方が必要な訳ではないが、レイアウトなどに戸惑いがあったのではないか。

 片山は「このコースではアプローチのうまい人が有利」と話していたが、その通りアプローチはコース攻略のポイントの1つになる。このコースのグリーンは砲台で形状も様々で起伏が激しい。しかも周辺のラフが短く刈り込んであるため少し外れただけで傾斜の下まで転がってしまう。米国や欧州では最近こういうセッティングが増えているが日本は少ない。池田がアプローチで苦しんでいたのは、経験値の差が出たのかもしれない。

 精神面もプレーに影響を与えたと思う。練習日に片山は「ワクワクすると思っていたけど、国を背負うプレッシャーが重たい」と言っていた。国を背負う緊張感は想像する以上のものがある。2人とも使命感の強いタイプだけに余計に重圧を感じていたのではないか。

 不運もあった。片山は13番で第2打がロストボールになった。池田は17番パー3のティーショットがピンに当たって手前のバンカーまで戻ってきた。出遅れたのは残念だが、切り替えて残り3日間で巻き返してもらいたい。 (プロゴルファー)

 ◆佐藤 信人(さとう・のぶひと)1970(昭45)3月12日、千葉県生まれの46歳。ネバダ州立大卒。93年プロ転向。国内ツアーでメジャー3勝を含む通算9勝。欧州ツアーに参戦するなど海外経験も豊富。今年3月に日本ゴルフツアー機構(JGTO)理事に就任。1メートル79、75キロ。

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