星 入院中も弱音吐かず 母・真奈美さん「お疲れさま」

[ 2016年8月12日 05:30 ]

銅メダルを披露する星
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リオデジャネイロ五輪競泳・女子200mバタフライ決勝

(8月10日 五輪水泳競技場)
 地元・埼玉県越谷市で星奈津美(25=ミズノ)の活躍を見守った母・真奈美さん(53)が本紙に手記を寄せた。

 今回は予選、準決勝があまり良くなかったので、かなり不安がありました。しかも前半から飛ばしている感じだったので、余計に不安になりました。結果的に前半から飛ばしても後半もしっかり粘れて銅メダル。本当に良かったと思います。

 今回メダルを獲れたのは自分の努力もそうですが、それ以上に周囲のサポートがあってこそだと思っています。奈津美が悩んでいる時は平井先生が教え子の選手に何げなく「(星に)連絡をしてくれないか?」とお願いしてくださって、その選手から奈津美に「どう?」という連絡が来ていました。そんな平井先生の心配りが奈津美もうれしくて、やっぱり先生は凄いねと2人で話していました。そういう中で競技が続けられて幸せだと思います。

 この4年間で一番大きな出来事は(甲状腺摘出)手術です。その手術も奈津美が即決しました。入院中は痛みを口にすることも、弱音を吐くことも全くありませんでした。本人は何よりも手術をして早く水泳に戻りたい気持ちが強かったと思います。

 決勝当日のスポーツ新聞には大好きな「嵐」の写真がコンサートツアー最終日だったこともあり大きく載っていたので、それを写メで撮って送ってあげました。それがレース前の本人にとって一番いいのかな、と思ったんです。帰ってきたらのんびりしてほしいです。お疲れさまでした。

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