武藤敬司「ウルっときた」アントニオ猪木さんが武藤引退試合に遺していた言葉

[ 2023年2月25日 23:13 ]

01年、アントニオ猪木さんの写真の前で感慨深げな表情をみせる武藤敬司
Photo By スポニチ

 21日に引退試合を行ったプロレスラーの武藤敬司(60)が25日放送のBS日テレ「おぎやはぎの愛車遍歴」(土曜後9・00)にゲスト出演し、22年6月に引退発表した後の10月に亡くなった師匠・アントニオ猪木さん(享年79)の言葉を明かした。

 02年に全日本プロレスに入団し、社長に就任した武藤は師匠であるアントニオ猪木さんについて聞かれ「プロレスの歴史をたどると、力道山、馬場さんって保守本流なんですよ。でも猪木さんってのはオリジナルを自分で作った。攻めるタイプのスタイル。全日本プロレスに移った時に凄く“やっぱり俺は猪木さんの弟子だなぁ”って思った」「ただ全日本行った時から、猪木さんとすっと疎遠になった」と回想。

 しかし20年にプロデュースした、レジェンドプロレスラーだけが集まった大会「プロレスリング・マスターズ」で、「猪木さんに(出演を)お願いに行ったんですよ。そこで初めて猪木さんに最初で最後のビンタもらって…」「猪木さんが亡くなった時もマスターズの興行の写真がいっぱい使われていた」と疎遠だった師匠との再会の機会があったことを振り返っていた。

 さらに「最近知ったんだけど」と、今月21日の引退試合で「猪木さんが出てもらうのは不可能だけど、映像とかはお願いしようかな、と思ってて」と連絡したところ、猪木さんに近い人から聞いた話として、前日の2月20日が誕生日だった「猪木さんが“80歳になって最初の仕事は、武藤の仕事か…”って言ってたらしい」「それを聞いてまたウルっときた」と師匠に思いを馳せていた。

続きを表示

この記事のフォト

2023年2月25日のニュース