TRFデビューから丸30年　YU―KI祝福の大拍手に「結婚したかのよう」記念ライブで熱唱

30周年記念ライブを行ったTRF。左から、CHIHARU、SAM、YU－KI、ETSU。後方はDJ　KOO
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　男女5人組「TRF」がデビューから丸30年を迎えた25日、東京・羽田のZepp　Hanedaで記念ライブを行った。1993年のこの日にシングル「GOING　2　DANCE/OPEN　YOUR　MIND」でデビュー。当時と変わらない5人で笑顔をふりまいた。

　開演から観客は総立ちで、フロアはダンスパーティーのような雰囲気。2曲目に1995年の「masquerade」、3曲目に同年の第37回日本レコード大賞受賞曲「Overnight　Sensaition～時代はあなたに委ねてる～」とヒット曲が続き、早くも熱気ムンムンだ。

　ボーカルのYU―KI（56）は「おかげさまでデビュー30周年を迎えさせていただきました。みなさん本当にありがとう」と感謝。観客から大きな拍手を浴び、「結婚したかのような拍手ですね」とおどけた。

　ともに61歳のDJ　KOO、ダンサーのSAMをはじめ、メンバーも年齢を重ねた。軽やかなステップで踊ったSAMは「昔は先発ピッチャーだったけど、それがリリーフになって、今はワンポイントリリーフ」と笑い、休憩を取りながら踊っていた。

　小室哲哉のプロデュースで93年にデビュー。エイベックスの邦楽第1号グループとして、90年代のTKサウンド全盛期のシーンをけん引した。シングル、アルバムの総売り上げ枚数は2200万枚。色あせないヒット曲を次々と繰り出し、終盤は「CRAZY　GONNA　CRAZY」「EZ　DO　DANCE」などで大盛り上がりを見せた。

　アンコールでは「BOY　MEETS　GIRL」を観客が大合唱。「survival　dAnce～no　no　cry　more～」と続けた。

　華々しくスタートした30周年イヤー。来月22日にはヒット曲「EZ　DO　DANCE」の2023年版を配信リリース。さらに、今年は14年ぶりのシングルや、30周年記念の豪華ボックス商品も発売する。来年に30周年を締めくくるメモリアルライブの開催も決まり、観客は大喜びしていた。

　DJ　KOOは「みなさん来てくれて心から感謝です。今日からまた新しい31年目が始まっていきます。みなさんと一緒に盛り上がって楽しんでいきたい。そして素晴らしい楽曲をつくっていただいた小室哲哉さんに心から感謝です」とあいさつして締めた。