吉田鋼太郎「感無量」 蜷川幸雄さんと過ごした時間振り返り…最後37作目「ジョン王」大千秋楽

[ 2023年2月25日 04:48 ]

舞台「ジョン王」の大千秋楽を終え、笑顔の吉田鋼太郎(右)と主演の小栗旬
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 俳優の吉田鋼太郎(64)が芸術監督・演出・出演の舞台「ジョン王」が24日、埼玉会館で大千秋楽を迎えた。

 蜷川幸雄さんが98年にスタートさせた、シェークスピアの全37戯曲を完全上演するシリーズ。吉田は04年「タイタス・アンドロニカス」に主演以降、17作に出演。17年から芸術監督を引き継ぎ、「感無量。キャリアの中で脂が乗っていた時期に、蜷川さんと一緒に過ごした大きな割合を占める時間でした」と感慨深げに話した。

 同作は第36作として20年6月に上演予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で全公演が中止に。主演の小栗旬(40)がNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を終えるのを待っての最終演目となり、「難産の芝居だったが、乗り越えてきたからこその充実感がある」と声を弾ませた。

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