王将戦第5局1日目 藤井王将2時間長考の末光った「▲4五桂」 後手の羽生九段が48手目を封じる

[ 2023年2月25日 18:29 ]

対局する藤井聡太王将(右)と羽生善治九段(代表撮影)
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 将棋の藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=に羽生善治九段(52)が挑戦する第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第5局が行われている25日午後6時7分、後手の羽生が48手目を封じ、1日目が終了した。

 後手の羽生が誘導する形で、「横歩取り」の展開となった。序盤から大駒の交換が行われ、お互い王の守りも薄い。そんな最中、藤井が2時間の長考で41手目▲4五桂と指し、さらに激しい攻め合いに突入。副立会人の西川和宏六段(36)は「1日目は藤井王将の左右の桂の使い方が、シンプルだけど効率的で印象に残った」と話す。2日目は桂馬の損得がポイントとなりそうだ。対応が迫られるだけに、羽生は普段より少し時間をかけ、封じる意思を示した。

 消費時間は先手の藤井が3時間15分、後手の羽生が4時間24分。持ち時間は各8時間。対局はあす26日、午前9時に再開される。

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