高橋伴明夫妻が挑む最強ホラーの原点「DOOR」35年ぶりデジタルリマスター版で復活

[ 2023年2月25日 19:46 ]

「DOOR」初日で舞台あいさつした高橋伴明監督と妻の高橋惠子
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 女優の高橋惠子(68)主演のホラー映画「DOOR」が封切りから35年ぶりにデジタルリマスター版でよみがえり、25日に初日を迎えた。東京・新宿ケイズシネマには高橋はじめ、メガホンを取った夫の伴明監督(73)、堤大二郎(62)、下元史朗(74)も駆けつけて舞台あいさつを行った。

 第77回毎日映画コンクールで「夜明けまでバス停で」に日本映画優秀賞を贈られるなど精力的に活動を展開する伴明監督が1988年に発表したのが「DOOR」で、ファンから「隠れた名作」と熱烈な支持を受けている1編だ。

 夫と息子と3人で高層マンションに暮らす主婦(高橋)。ある日、ドアチェーンの間から強引にパンフレットを差し込もうとしたセールスマン(堤)の指を挟んでしまう。その翌日から嫌がらせが始まり…。ストーカーと化したセールスマンと主婦との壮絶バトルはホラーバイオレンスの原点とも言われる。

 伴明監督は「こういうことがなかったなら会えないだろうと思っていた堤君と会えてうれしい」としみじみ。高橋も「夢のようです。出演者がみんな生きてるのもうれしいこと」と笑顔。続けて「特殊メークが精巧でこわかったです。撮影中は別居してたんですが、家に帰ると子供たちも寄ってきませんでした。きっと何かを引きずってたんだと思います」と振り返った。

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