ノンスタ石田　飲食店で相次ぐ迷惑行為に「ズレた笑い。ズレまくってます」

大阪文化芸術創出事業「ワラウナンバ」をプロデュースする「NON　STYLE」の石田明
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　大阪文化芸術創出事業「ワラウナンバ」（3月3～5日）をプロデュースするお笑いコンビ「NON　STYLE」の石田明（43）が取材会に登場。「そこら中でおもしろいことが起こる。道ばたで漫才とかショーとか。大阪、ナンバの面白さを知ってもらいたい」と意気込みを語った。

　戎橋からお笑いの聖地・なんばグランド花月（NGK）まで。笑いの街、大阪・ナンバを中心にしたコメディイベント。NGKなど劇場だけでなく、商店街や小広場などナンバの街全体で笑いを届ける。一部では告知もなし。道ばたでは、無料で人気芸人のパフォーマンスもある。

　大阪市北部エリアで生まれ育った石田。「大阪ミナミへ来て、格段におもしろくなれた」と言う。普通におもしろい芸人が街を歩いているミナミ。「店に入ったら新喜劇の人がいる。ミナミはおもろいことが起こりそうな街ナンバー1です。常にアドリブが街を動かしていくようにしたい。いろんなところで何かおもろいことが起こる。携帯（電話）を見てたり、下を向いてたら損でっせって。写真や動画を撮りたくなるスポットを用意してます」と大好きな街を多くの人に知らしめたい気持ちでいっぱいだ。

　08年のM―1王者である石田。漫才だけでなく、舞台演出など多彩な才能で知られている。昨年は大阪城公園内で開催された大阪城天守閣復興90周年記念事業「大阪夢祭」で「大阪楽市楽座」を企画した。何でも商売につなげる姿勢？の吉本興業だが無料コーナーもあり。「もっと笑いが身近にあったら。街も活気づく。その結果、よしもとに観に来てくれれば」と先を見据える。

　海外からの客に向けて日本の、大阪の笑いを知ってもらうために日本語禁止のコントシアター（有料）も。ジャルジャルやモンスターエンジン、ニッポンの社長やゆりやんレトリィバア（32）ら蒼々たるメンバーが言語に頼らないパフォーマンスを披露する。

　この日の会見の前にはNSCで講師を務めてきた石田。このところ、世間で取り沙汰されてる飲食店での迷惑行為には「汚いとかあるけど、その前にスベってるでって。ズレた笑い。ズレまくってます」と苦言。「NSCにきてもらったら思ったより厳しく指導します。間違ってる奴にはちゃんとバチッと行きます」と笑いを誘った。