中田ボタン、1月に吉本興業へ契約解除申し入れ、体調考慮し「けじめ」 事実上のコンビ解散

[ 2023年2月20日 17:10 ]

中田ボタン
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 吉本興業は漫才コンビ「中田カウス・ボタン」の中田ボタン(74)とのマネジメント契約を20日付で終了すると発表した。ボタンは19年3月から体調不良のため休養中だった。

 関係者によると、今年1月に本人から契約解除の申し入れがあり、話し合いを進めていたという。今後、相方の中田カウス(73)と漫才を行うことはないとみられ、事実上の解散となる。

 同社は「このたび、区切りを付けたいという中田ボタンの意向を最大限尊重し、合意によりマネジメント契約を終了することになりました。永きにわたる当社への貢献に感謝すると共に、今後の活動を応援し続ける所存です」とのコメントを発表した。関係者は「体調はずいぶん回復しているようですが、本格的に漫才をできるまでには戻っていない。本人もけじめを付けたかったんだと思います」と話した。

 ボタンは香川県小豆島出身。1967年にカウスとコンビを結成し、アイドル漫才師としてブレーク。その後も正統派しゃべくり漫才で人気を博した。「上方漫才大賞」を91、01、05年の3度受賞。14年には「上方漫才協会」を立ち上げ、カウスが会長、ボタンが副会長に就任した。19年2月25日の大阪・なんばグランド花月の2人の最後の舞台となった。

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2023年2月20日のニュース