「舞いあがれ!」結婚パーティー場面 NHK制作統括「撮影現場が幸福感に包まれた」

[ 2023年2月20日 08:31 ]

連続テレビ小説「舞いあがれ!」の結婚披露パーティーのワンシーン(C)NHK
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 【牧 元一の孤人焦点】20日放送のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」第97回で、ヒロインの舞(福原遥)と幼なじみの貴司(赤楚衛二)の結婚披露パーティーが描かれた。

 制作統括の熊野律時チーフプロデューサーは「撮影現場自体が幸福感に包まれた。長く続くドラマの中で、舞と貴司がようやく一緒になれた。本人たちはもちろん、周りのキャス、スタッフらが幸せをかみしめている感じで、不思議な現場だった」と明かす。

 パーティー会場はおなじみのカフェ「ノーサイド」。舞の母・めぐみ(永作博美)、兄・悠人(横山裕)、祖母・祥子(高畑淳子)、貴司の父・勝(山口智充)、母・雪乃(くわばたりえ)、2人の友人・久留美(山下美月)、久留美の父・佳晴(松尾諭)らのほか、舞の大学サークルの先輩・冬子(吉谷彩子)、航空学校の同期・倫子(山崎紘菜)らも出席した。

 出演した福原は「今までの舞の人生を感じられてとても感動しました。久しぶりに山崎紘菜さん、吉谷彩子さんに会えるということで、前日からすごく楽しみにしていました。役柄としてお二人は初対面という設定でしたが、実際のお二人も撮影日が初対面で、大好きな山崎さんと吉谷さんがついにつながり、休憩中も仲良くおしゃべりしていて、私も舞と同じようにうれしかったです」と話す。

 赤楚は「パーティーの撮影日は休憩時間にいろんな方とお話ができて、すごく楽しかったです。でも、会場には貴司の友だちがいなくて、舞ちゃんの友だちばかり。ウエディングパーティーですから、花嫁が主役というのは分かりますが、実は少し寂しかったです(笑)。みんなが舞ちゃんを見ていて、誰とも目が合わない中、唯一、うちの両親(山口智充とくわばたりえ)が見てくれて愛を感じました」と話す。

 熊野氏は「福原さんは本当にうれしそうだった。すてきなウエディングドレス姿で、あの場にいた共演者のみなさんがうっとりするような美しさがあった。あのシーンはたくさん出演者がいるので撮影に時間がかかったが、それぞれが心の底から祝福している感じが良く出た」と振り返る。

 夫婦になった舞と貴司はこれからどう過ごしていくのか…。福原は「夫婦の空気感が本当に穏やか。実はおじいちゃんとおばあちゃんなのかな!?と思うほど優しい空気が流れます」と明かし、赤楚は「家族としてどうやって支え合うのかが、この先の見どころになってくるんじゃないでしょうか」と語った。

 21日放送の第98回から物語は新たな展開を迎える。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局総合コンテンツ部専門委員。テレビやラジオ、映画、音楽などを担当。

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