辛坊治郎氏 北朝鮮の弾道ミサイル緊急発射で自身の見解「うちはなあ、すぐに打ち上げられるんだと」

[ 2023年2月20日 16:24 ]

辛坊治郎氏
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 キャスター辛坊治郎氏(63)が20日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演し、北朝鮮によるミサイル発射の真意について自身の見解を示した。

 北朝鮮は18日午後、平壌近郊から大陸間弾道ミサイル(ICBM)1発を発射。北海道・渡島大島沖の西約200キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。20日にも短距離弾道ミサイルが発射されるなど、北朝鮮が軍事的挑発を続けている。

 辛坊氏はICBMが最高高度6000キロまで上がるとし、「どのくらいの距離かというと、地球を思い浮かべていただきたいんですが、日本からハワイまでの直線距離が6000キロくらい」と解説。「もうちょっと斜めに打ち上げれば、おそらくアメリカ全土がカバーされるような、軍事的には極めて脅威の強いミサイルを突然、打ち上げた」とした。

 18日のミサイル発射について、辛坊氏は各メディアが米国と韓国との合同軍事演習に対する不快感、牽制の表明と伝えているとした。しかし、自身は「新説をお伝えします。なぜ18日に北朝鮮が大陸間弾道ミサイルを打ち上げたのか?」と前振りしつつ、「前日の17日にJAXAがロケット打ち上げを成功しなかったからだと思います」と推測した。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日、主力ロケットH31号機の打ち上げを予定していたが、中止となっていた。辛坊氏は「たぶん金正恩は、“日本だってそう簡単に打ち上げられないようなものを、うちはなあ、すぐに打ち上げられるんだ。いってみい”だったんだと思います」と、日本と比較した技術力の誇示だったとの見方を示した。

 辛坊氏は「ミサイルとロケットは何が違うかというと、タクシーと乗用車の違いくらいしかない。目的が違うだけで基本的は同じ物なんです」と説明。6000キロの上空まで打ち上げられる北朝鮮の技術力について、「ホリエモンロケットってめったに100キロまで上がらないんだから。6000キロですからね?だから、すごい技術だということを見せびらかしたかったんじゃないのか?というのが、新説です」と熱弁したが、最後に「私しか言っておりません」と、あくまで自身の見解であることを強調していた。

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2023年2月20日のニュース