橋下徹氏「目先のお金よりも子どもの夢」松本零士さんと知事時代に171億円の児童館めぐり意見交換

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
Photo By スポニチ

　元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏（53）が20日、TBS系「ゴゴスマ～GO　GO！smile～」（月～金曜後1・55）にコメンテーターとして生出演。13日に亡くなったSF漫画「銀河鉄道999」などで知られる漫画家の松本零士さん（享年85）との思い出を語った。

　橋下氏は「宇宙戦艦ヤマトも銀河鉄道999もそうですね」とドンピシャ世代だったと振り返り「宇宙っていうことに目を向けさせてもらったの作品」と松本さんの功績を称えた。

　その上で「大阪府知事の時に大阪府立の児童館というのがあって、これ松本零士さんがデザインしたものなんです」と総工費約171億円をかけて建設、1999年に開設された大阪府立大型児童館ビッグバン（現在は堺市立）に言及。「知事について財政再建やるために存廃問題があって僕が“児童館を廃止すべきだ”って打ち出した時に松本零士さんが、“絶対に必要だ”と直接、お話というか交渉することになった」と名誉館長を務めていた松本さんと直接、対話する機会があったという。

　橋下氏は「僕はその時はとにかく目先というかお金ですよね。そちらの方に集中してる時に松本さんは“目先のお金よりも子どもの夢を大切にすることが後々、大阪府の財政にもプラスになりますよ”というような口調で」と松本さんに言われた言葉を紹介。「最終的には存続となりました。とにかく子どもの夢というところをものすごく重視してる方でした」と人柄をしのんだ。