菜葉菜「また鎌田作品に戻ってこれてうれしかった」　17年ぶりタッグ　映画「TOCKA［タスカー］」

初日舞台あいさつに駆けつけた前列左から金子清文、菜葉菜、佐野弘樹
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　女優の菜葉菜（年齢非公表）が出演し映画「TOCKA［タスカー］」が18日、公開初日を迎え、菜葉菜はじめ金子清文（57）、佐野弘樹（29）ら主要キャストが東京・渋谷のユーロスペースで舞台あいさつを行った。

　冬の北海道が舞台。嘱託（しょくたく）殺人を題材に、鎌田義孝監督（58）が「YUMENO　ユメノ」（05年公開）以来となる長編に挑んだ骨太の意欲作だ。鎌田監督の「ユメノ」で初主演を飾った菜葉菜にとっても17年ぶり（撮影時）のタッグで、「また鎌田作品に戻ってこれてうれしかった」としみじみ語った。

　「殺されたい」と願う男を演じた金子は「18歳の時にアングラ演劇でデビューして来年で40年になりますが、これが初めての主演映画。おそらく最初で最後の主演作になると思います」と話して笑いを取った。

　嘱託殺人を請け負う難役に挑んだ菜葉菜は「もがきながらも必死に生きている登場人物は愛おしい。見終わった後にいろいろなことを話したくなる作品にもなっていると思います」とアピールした。

　劇場にはイトウハルヒ（27）、小林敏和（35）、内藤正記（42）、田中飄（41）、足立正生（83）も駆けつけ、初日を祝った。