酒井くにおさん追悼公演　弟・とおるが漫談で兄の暴露話　客席が笑いに包まれ「くにおも喜んでいる」

兄・酒井くにおさんの写真を掲げ思い出を語る酒井とおる
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　昨年10月28日に慢性虚血性心疾患のため死去した兄弟漫才コンビ「酒井くにお・とおる」のくにおさん（享年74）の追悼公演が18日、大阪・心斎橋角座で行われた。

　相方を亡くし、この日も漫談を披露した弟の酒井とおる（71）は「5年前に禁煙したって聞いてたんです。僕の前では1本も吸わなかったのに最後にポケットにタバコが入ってました」などと暴露。すると「ますだ・おかだ」ら後輩芸人から「もらいたばこの常連だった」などと明かされ、満員約120人の客席も笑いに包まれた。

　「なすなかにし」、「シンデレラエキスプレス」、森脇健児（56）やかみじょうたけし（45）らが出演し「ここで笑わないと、笑うとこないよ～」と2人の持ちネタを盛り込みながらネタを披露。くにおさんは食べ物の好き嫌いが激しく、食レポ番組から声が掛からなくなったこと、サンマを自宅で焼いてボヤ騒ぎを起こしたことなど、生前のエピソードをそれぞれに明かし、笑いの絶えない追悼公演となった。

　とおるは最後に「たくさんの方に来てもらって、くにおも喜んでいると思います。たまにでいいですから“とおるちゃん！”と叫んでいる、くにおを思い出してやってください」としめくくり、大きな拍手がわき起こった。