笠井信輔アナ 局アナのフリー転身へ思い吐露 若手アナ退社理由に衝撃もNHK武田アナには「安心」なワケ

[ 2023年2月18日 11:39 ]

笠井信輔アナウンサー
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 元フジテレビでフリーの笠井信輔アナウンサー(59)が18日、自身のインスタグラムを更新。フリー転身を発表するアナウンサーが続くことへの思いをつづった。

 「彼も、フリーアナになるのか!日本テレビ 篠原光アナのフリー発表に、大変驚きました」とフリー転身を発表した篠原アナについて言及。「若手の中で人気アナウンサー しかし ゴールデンタイムの司会に引っ張りだこで、飛ぶ鳥を落とす勢い、誰がどう見てもフリーは当然、と言う状況でもなさそうです」と分析。「これまで、若い男性アナウンサーがフリーになるときはちょっとしたトラブルや、会社に対する大いなる不満などが原因で、周りが「フリーでやっていけるのかな」と不安になったりする側面もありました しかし、篠原アナは、報道によると『eスポーツの実況アナウンサーになる』衝撃でした」と、その退社理由に衝撃を受けたことを明かした。

 「入社5年目の男性局アナが、日テレのアナウンサーと言う大変倍率の高い、人がうらやむような安定的な立場を捨ててでも、その道の方を選ぶと言う決断力に驚いたのです」としつつ「しかし、考えてみれば、これも日本テレビからフリーアナウンサーになった青木源太アナは、タクシーに乗れば、車内テレビのニュースに出ています ここに、今の若いアナウンサーの『局アナにこだわらない』と言う姿勢が垣間見えたりするのです」とつづった。

 「自分が若い時には、そんなこと考えもしなかったし、テレビに出ていられるだけで嬉しかった」と回顧。「そもそも『局アナがフリー』と言うのは、全国区のNHKの男性アナウンサーが、民放テレビ局のレギュラー番組に登用されることをきっかけにNHK を辞めることでした ですから、NHKの武田真一アナウンサーがフリーになって『スッキリ』の後番組の司会に抜擢されると言うのは定番で、何かちょっと安心した感じもするんです」「逸見さんのように爆発的な人気でフリーになるのも1つのパターンでした」と記した。

 「時代が変わって 終身雇用の意識と言うものが、男性局アナの中でも薄れているのかもしれません 世の中を見渡せば、テレビもネットもポスターも、転職サイトや転職斡旋会社、人材登用会社のCM、広告であふれてます『1つの会社に長く勤める』という安定志向より若い時から『より自分に合った』『より自分のやりがいを見つけられる仕事』を探すと言う方向に世の中が向かっています 『なりたい自分』になるために転職をしてスキルアップしていく とてもよくわかります」とも。

 それでも「私は、局アナになった時点で『なりたい自分』に近づいていると感じていました 『この後は、この局で 少しのことにはへこたれずに自らの力で、アナウンサーとしてのスキル、地位を上げていこう!』そう心に決めていました」と自身がフジテレビに入社した時に思いを吐露。「そういう考えはもう古いのかもしれません」としつつ「アナウンサー人気ランキングで不動の1位の安住紳一郎アナがフリーにならないのを不思議だと思ってる人がいるかもしれませんが 私には少しわかります 話す番組(「場」)を彼はしっかり持っているのです 自分の力で獲得しています それをTBSもサポートしています」とフリー転身の噂が絶えない超人気アナの去就にも思いを巡らせた。

 「我がフジテレビの先輩、軽部真一アナと三宅正治アナの同期コンビは、定年退職をしても、役員待遇となって、めざましテレビと言う場で活躍していますこれぞ!我ら昭和世代の働き方の鏡といえます」と先輩アナに感服。「その2年後輩の私はというと最後の1年は、『とくだね!』に出ていても、しゃべる時間は1分とか2分 自分の力不足から フジテレビの中での自分に限界を感じて局を飛び出ました」と自身のフリー転身時を重ねた。

 時代の変化についても触れ、「私たち喋り手の居場所がどんどん増えている、と考えることもできるんです」とも。フジからフリーになった鈴木芳彦アナ、トヨタ自動車に転身した元テレビ朝日の富川悠太アナ、同志社大学ハリス理化学研究所専任研究所の所属でキャスターを務める元日本テレビの桝太一氏、映像プロデューサーに転身した元TBSの国山ハセン氏などの名前を挙げ「いやはや皆さん、元気が良いです! あとは、局アナからユーチューバーに転進する人が、いつ出てくるか(笑)」と感心しきり。「そういった若い皆さんが、それぞれの道で成功していくと良いなと思います」と期待をしつつも最後は「まあ、人の心配ばかりしてないで同じフリーの身として私も頑張らななかいといけませんね」と気を引き締めた。

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