アイドルグループ元メンバー「コカイン口移し」被害訴え　事務所が完全否定、「法的措置」検討

DEAR　KISS公式ツイッター（@DEARKISS_）から

　アイドルグループ「DEAR　KISS」の元メンバーが、マネジャーの弟にコカインを飲まされたと訴えたことについて、グループの公式ツイッターが18日までに見解を表明した。

　今月11日、元メンバーの伊山摩穂さんが自身のツイッターで、昨年12月に遠征先でマネジャーの弟から「コカインを口移しされた」などと訴えた。

　これについて、グループが所属する「FIFTY-FIFTY」がグループの公式ツイッターを通じて調査結果を公表。「関係各所の皆様に多大なご心配、ご迷惑をおかけしましたこと心よりお詫び申し上げます」とした上で、「本件の関係者(DEAR　KISSマネージャー、メンバー及びマネージャーの弟)からの聞き取り調査を実施し、昨年12月24日の夜に起きた出来事について事実関係を個別に確認し、伊山氏が主張する事実との照合を致しました」とした。

　「その結果として、伊山氏の投稿には事実と異なる内容が多く含まれており、伊山氏が主張するようなDEAR　KISSマネージャーの弟が違法ドラッグ(コカイン)を使用したなどといった事実は一切存在しないとの結論に至りました」と伊山さんの訴えを完全否定した。

　「弊社としましては伊山氏とマネージャーの弟の関係については、メンバーのプライベートな事項であり、弊所のマネイジメント外の内容であることから、メンバーの自己判断に委ねておりましたが、伊山氏の父兄からコカインの使用を認めることを強要する行為が繰り返され、かつ伊山氏による弊社のマネイジメントに対する批判行為などが確認されたため、この度、このような調査を実施するに至った次第です」とした。

　「本件に関して伊山氏の投稿に記載された事実は存在せず、コカインの使用も見受けられないため、弊社のマネイジメント上の問題は存在せず、事件性はないものとの判断に至った次第でございます」とした上で、伊山さんの投稿が会社の「評判を故意に毀損することを目的とした悪質なものであると判断致しますので、 民事刑事問わず法的措置を執ることを含め、専門家と協議の上、然るべき対応をとることを検討しております」と法的措置を検討する姿勢を明らかにした。

　電話での問い合わせに対し、ミスコミュニケーションを防ぐためにメールでの連絡を待っていたが連絡がなかったと主張。「このような一方的な記事の作成及び公開について、憤りを感じるとともに、当該記事につきましても、事実異なる内容を十分な裏付け調査を行わず公開している点で非常に悪質なものと判断しており、伊山氏同様に法的措置を執ることを含め、専門家と協議の上、然るべき対応をとることを検討しております」と徹底的に争う構えを表明した。