櫻坂46キャプテン菅井友香 卒業セレモニーで欅坂46「不協和音」初披露 「どちらも愛してくれたら」

[ 2022年11月10日 00:00 ]

東京ドームの花道をドレス姿で駆け抜けた櫻坂46の菅井友香
Photo By 提供写真

 櫻坂46の初代キャプテン・菅井友香(26)の卒業セレモニーが9日、東京ドームで行われた。

 欅坂46時代から7年間、グループを導いてきた功労者のラストライブで、2日間の公演で約8万人を動員。メンバーの脱退、卒業、そして改名を乗り越え、逆風の中でも大黒柱であり続けた菅井。最後は水色のロングドレスで登場し「今日までグループを守るために戦ってきました。悲しいこともありましたけど、最高に楽しかったです!」と充実の表情だった。

 アンコールでは会場がどよめいた。流れたのは欅坂46の代表曲「不協和音」。改名後初披露となった同曲は、メッセージ性の強い歌詞と激しいダンスが特徴で、ファンの間では“魔曲”として知られている。欅坂46としてのラストライブなどで、代理センターを務めてきた思い入れの強い一曲だ。当時のステージ衣装でセンターに立ち、曲中のセリフ「僕は嫌だ!」を魂を込めて叫んだ。力強いパフォーマンスでファンを魅了。ペンライトで真っ赤に染まった会場は、熱狂の渦に包まれた。

 欅坂46から櫻坂46まで、常に走り続けてきた。控えめな性格ながら仲間思いで、メンバーやファンの心に寄り添ってきた。この日は一部ファンの間では“幻の楽曲”と言われる「砂塵」も改名後初披露。最後のスピーチの中では「大好きな欅坂46も櫻坂46も、それぞれにしかないものがあります。ともに尊重しながら、どちらも愛してくれたらうれしいです」と語っていただけに、菅井からのメッセージのようにも聞こえる。どこまでもグループ愛にあふれたキャプテンだった。

 菅井から2代目キャプテンを引き継いだ松田里奈(23)は「グループにとって大きな出来事ですが、このメンバーならどんなことも乗り越えられると思っています。またこの舞台に立てるよう、切磋琢磨していきたい!」と意気込んでいた。元銀行員という異色のキャリアを持ち、明るいキャラクターのムードメーカー的な立ち位置の松田。また違ったキャプテン像となりそうで、これからの“新生”櫻坂46に注目が集まる。

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