大黒摩季 子宮疾患との闘いで活動休止中に支えとなった大物歌手の言葉とは 「命をつないでくれた」

[ 2022年11月9日 12:00 ]

大黒摩季
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 歌手の大黒摩季(52)が8日放送のテレビ朝日「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」(火曜後11・45)にVTR出演。歌手の吉川晃司(57)の存在について語った。

 この日番組は吉川を特集した。証言者としてVTR出演した大黒は吉川と自身の関係について「織田信長のサル(豊臣秀吉)みたいなもんなんで。“(草履を)温めて、待ってましたよー”みたいな。何でも言われて“はい、はい、はい”みたいな。豊臣秀吉ほど力はないんですけど、気分はサルです」と笑ってみせた。

 大黒は中学生の頃に吉川のデビュー曲「モニカ」を聴いて以来、いつか自分も歌手になり、共演したいと夢を抱いていたという。吉川との共演の夢が叶ったのはデビューから18年後、2010年に発売された劇場版「仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE」の主題歌「HEART∞BREAKER」をユニット「Daikichi~大吉~」として歌った時だった。大黒はコラボのために吉川に「コーラスで使ってもらえないかなとか」と地道なアプローチを続けていたことも明かした。

 デビューから18年たって実現したコラボは、吉川から大黒へのエールでもあったという。大黒はこのレコーディングの後、子宮疾患の治療のため無期限活動休止に入ることを発表していた。吉川からは「この歌を一緒にライブで歌うために頑張って帰って来てね」と激励されたという。

 そして活動休止した後も、大黒は吉川に救われたとした。大黒は「私が病気の治療とかしてて、もうほんとに業界の人が潮を引いたように誰も連絡来なくなって、腫れものに触るみたいになって、いよいよ自暴自棄になっている時期にひょっこり電話が来たんですよ」。吉川は「お前何してるの?いいから来なさいよ」と大黒をスタジオに呼び出し、「もうジタバタするな、カッコ悪いから。お前はカッコイイ女なんだから。本腰入れて主婦をやれ。お前の今までの価値っていうのは生きてからできたものでしょ、せっかくのチャンスだから、バリっと主婦やってぬか漬けでも作れ」と話したとした。大黒は「合点がいって。そこで、救ってくれたのは“殿”だけだったんです」と回顧した。

 これについて吉川もVTRで出演し、コメント。「休んでみたら休んでみた時に見える、そういう時しか見えない景色とか経験できないことがあるから、それは絶対歌に帰って来るから。それに彼女の歌は2年や3年歌わないからってサビるような中途半端なものじゃない、彼女はちゃんと発声も分かってるし、全然心配してないと思うよって言っただけ」と早く復帰したいと焦る大黒にアドバイスしたと語った。

 この言葉が大黒の心の支えとなり、約5年10カ月の休止期間をへて復活を果たした大黒。「大黒摩季というソロアーティストの命をつないでくれたと思っています」と感謝した。

 

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